スパルタパパと子供達のテニス日記

2010年生まれの息子と、2012年生まれの娘を持つお父さんです。自分の独りよがりの奮闘を将来懐かしむために記録に残しておこうと思いました。子供達のテニスの成長日記にしていきたいと思います。

グリーンボールとイエローボール

Play&Stayが日本でも定着してきたかと思いますが、Americaではすっかり定着しております。USTAの大会では以前も紹介しましたが、U8Redball大会→U10Orengeball大会→U10Greenball大会→U12Greenball大会→U12Yellowball大会と試合も厳密に区切られ、課題をクリアしていかないと上の大会に出られません。今回は息子が経験しているグリーンボールからイエローボールの大会への移行の難しさをピックアップしたいと思います。

息子もそうですが、低年齢でスクール等のグリーンボールを卒業しイエローに移行すると、どうしてもボールの違いと対戦相手の戦略の違いに苦しめられると思います。例えばグリーンボールではそこまで跳ねないので、ムーンボールで責めるという選択肢はあまりないのですが、イエローでそこそこ強い子たちは、このムーンボールを上手く利用してきます。当然U14にあがるとそれほど有効な攻めでは無くなるのですが、U12では効果的に威力を発揮します。そしてこのボールを上手く使いこなせる人がアメリカでも結構上位にいたりします。息子も身長130cm未満でイエローボールの世界に飛び込んだので、初戦負けがずっと続いております。かれこれ5大会連続です...やはりランキング60位よりも上位に居る子たちはこのボールを上手く使います。息子にはあまり大きくなってから使えないショットは教えていないので、息子には使えないショットです。ディフェンスの時にロブは使いますが、ディフェンスなのでそこまで伸びるムーンボールにはなっていないのと、ロブを上げると結局もっと良いムーンボールが来るので余計に嫌な球が来るというのがあります。

家族でこの対策を色々と考えて、フットワークを上げて下がる速度を上げたり、超攻撃的なドライブボレーでの対処を教えたり、ライジングでとりあえず深く返す練習したりと試行錯誤を繰り返していますが、未だにイエロー初戦の壁は突破できていません。焦る気持ちがとてもある中で、気分転換にグリーンボールの大会を出してみました。すると、フットワークが抜群に良くなっていることに気がつきました。ライジングがとても上手になっている事に気がつきました。ドライブボレーはちょっとしか使っていませんでしたが...結局ベースの能力がとても上がっていることに気づきました。

そこで、今回出した結論ですが、出し続けて負ける中で課題を見つけて取り組むことが大事だなと言うことです。順調に勝ててきた中でイエローに移行する時に勝てない時期が来るかもしれません。特にフィジカルに恵まれていないと。それでも子供達はしっかり結果で見えなくても上手になっているようです。親の焦りは子供に伝染するので禁物です。よって子供のフィジカルが上がるのを待てば、グリーンでしっかり勝てていればイエローでもいずれ勝てそうだと言うことです。今回のグリーンボールではランキング50位くらいの選手もいましたが(息子は90位くらい)、その子に4-0,4-0で勝ってきた子に、決勝で4-0,4-1で勝利でした。やはり結果を焦らない親の我慢が必要だなと感じました。小学校低学年で結果を出していると、日本でもイエローに上がる年齢が早くなるかと思います。きっと最初は勝てませんが、挑戦していればフィジカルが追いつき次第、勝手に勝てるようになるかと思います。また、勝ち味を占めるためにグリーンボールの大会ばかり出ていても子供の能力はそこまで上がっていかないと思います。子供はスポンジです。厳しい環境に身をさらせばそれだけで上手くなっていくようです。親の焦りは禁物です...これは自戒の投稿です。